ワークショップの進め方- No.6

No.6 現場でできる意思決定のしくみ

進化型OS「助言プロセス」とは

進化型組織の意思決定の仕組み(オペレーティングシステム)は「助言プロセス」と呼ばれています。様々な意思を持った個人が集まって集団となっている組織において、集団としての意思決定をどのように行うか、その仕組み(ガイドライン)は組織の性質を決める最大のポイントとなります。

「助言プロセス」は最終的に組織の個人個人が意思決定を行うのですが、バラバラになることなく集団としての意志が自然に育まれる仕組みになっています。

助言プロセスの流れ
1.起案者が「場」に意思を表明する
2.関係者(専門家)が意見を伝える
3.起案者が意見を真摯に検討する
4.起案者が最終的な意思決定をする
5.決定したことを組織として実行する

人の意志が生まれる法則

「人の”意志”は情報×価値観(大切にしたいこと)で生まれる」という法則があります。逆に言うと組織内でメンバーの意志がバラバラな時は、それぞれが持っている情報の質や量が違うか、大切にしたいことが違う場合がほとんどです。
そのため、組織のメンバーそれぞれが意思決定できる仕組みを作るには、情報と価値観を合わせることが大切で、DXOではユニット00~04のワークショップを通してその整備を行っています。

(この意志が生まれる法則は「y=fxの法則」として楽天大学学長の仲山進也さんが提唱されているものです)

出典:DXO(ディクソー)経営を進化させる実践書